私が管理職になって実際に失敗した経験

管理

今回は私が管理職になりたての時に実際に「やってしまったな」と反省した部分を共有できたらと思います。

忘れもしない管理職になって初めて部下が失敗した時の話です。自分が管理するチームの一人がミスをした。その方をAさんとします。その結果としてお客様に謝罪をしました。ここまでは良かったんですが、私はどういう理由であれ、Aさんが悪いと決めつけてしまったのだ。Aさんは色々説明をしてきたが、私は簡単にいうと言い分を飲む事はなく、その人を監視対象にした。

監視対象というのはAさん一人では対応させず第三者に確認してもらった上で対応出来るとしたものです。

もちろん、Aさんは引き下がったが納得いくような表情ではなかったです。私が管理者という事もあり、覆らないと思ったのでしょう。私はそれしかないんだとその場では思いました。ですが、冷静に考えると、「本当にそうなのか?Aさんは優秀なのにそんなミスをするか?」と考えだしたのです。

そこから相手に落ち度はなかったのか?対応フローに落ち度はなかったのか等あらゆる角度から確認していきました。結論、Aさんだけじゃなくて誰でもミスはしうる状態の対応フローになっていました。他の方々は、たまたまそこの落とし穴に落ちなかっただけで、誰かがいつか落ちる状態でした。

その対応フローの落とし穴を改善し、誰も落ちないようにした上で、私はAさんと対面でミーティングを設けました。そこで、「申し訳ない。誰でもミスする設計になっていて、別にAさんがたまたまミスしただけで誰でもミスする状況であったのに、Aさんのせいにしてしまいました」と素直に私の過ちを認め、Aさんとの信頼関係を取り戻せる事が出来ました。

そこからは、誰かがミスする際、必ず、その人が原因なのかもしくはやり方がおかしいがためになったのかを考えるようになりましたし、もしそのミスがやり方の問題であれば、まずは感謝するように変えました。

そうすると、部下の方からの信頼を得る事が出来、何かしらおかしい点であったり、改善点であったりを出してもらえるようになりました。そのお陰でそれ以降は幸いにもミスは一度もする事なく、部下の方々とも、良い関係を保つ事が出来ました。

この失敗で学んだ事は、役職が上だからと言ってすべてが正しい判断を出来るわけではないと思うと同時に、もし判断を間違えた時、すぐに過ちを認める事が重要だという事を発見しました。管理職になったからと言って、いきなり判断力が養われる事でもなければ、すべてが正しいとも限らないため、わからない事はわからないとはっきり言って、もし助けが欲しいのであれば、役職が上だからとか関係なく、助けを求めるべきであると思います。これを見た方は、私の失敗を共有する事で同じようなミスをしない事を祈っています。もし、失敗したとしても恥ずかしがらない事も重要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました